アルゼンチン・ワインARGENTINA WINE
アルゼンチンワインの起源は、16世紀のスペイン統治時代まで遡ります。
ワイン生産が本格化したのは1950年頃のこと。フランスから持ち込まれたどっしり重厚な“マルベック品種”が主流で、今では本家を上回る勢いにまで成長しています。
アルゼンチン各地で生産されているブドウには次の品種があります。
南米におけるワインと言うと、真っ先に思いつくのはアルゼンチンのメンドーサ。
首都ブエノスアイレスから西へ約1060㌔、アンデス山脈を間近に臨む標高750㍍に拓けた州都メンドーサが浮かんできます。
第二次大戦終了後にナチスの残党が移り住んだ町としても知られています。
アルゼンチンのワインベルトは北は南緯25~45度と南北に広がっており、北は荒涼とした山岳地帯、南はパンパが広がるパタゴニア地方にまで跨っています。
その中心的存在がメンドーサ市南部のクーヨで、その地区だけでも100以上のワイナリーが軒を連ねています。
そしてブドウ生産の南限で生産されているワインは新しい土地での試みとして注目されています。
一方、チリというと南緯28~38度の中に14箇所のワイン渓谷に大小200以上のワイナリーが点在しており、首都サンチアゴが位置しているマイポ渓谷を中心にコルチャグア渓谷、マウレ渓谷にワイナリーが集中しています。
ご存知の通りチリは南北に4300㌔と長い国ですが、東西は平均170㌔しかなく、しかもブドウ栽培は海岸線から80~100㌔の狭い範囲に限られており、夏には海水浴を楽しんだ後に残雪でスキーができるという“高低差”を利用したブドウ栽培。
そしてアンデス山脈自体が、元をただせば地殻変動によって海底隆起した土壌であるというのがチリワインの秘密かもしれません。
Artengina Wine
アルゼンチンワインの起源は、16世紀のスペイン統治時代まで遡ります。
ワイン生産が本格化したのは1950年頃のこと。フランスから持ち込まれたどっしり重厚な“マルベック品種”が主流で、今では本家を上回る勢いにまで成長しています。
アルゼンチン各地で生産されているブドウには次の品種があります。
※全ての品種ではなく主流品種
※全ての品種ではなく主流品種
Chilean Wine
Chilean Wine
Artengina Wine&Chilean Wine
旧大陸、いわゆるヨーロッパ各地で造られているワインは単品種、いわゆるシングルヴィンヤードの素晴らしいワインがたくさんあります。
新大陸のワインは、と言えば単品種でも高品質のものはもちろんありますが、複数品種を混ぜたブレンドで生み出されるワインが多いのも特徴といえます。
マルベックやシラー種のフルボディ系が好きな方もいれば、ちょっと重たいと感じる方もいますよね。
“重たい系”のワインにメルローやカルメネールを微妙な%でブレンドをすることでそれまでにない味わいや芳香を放つ逸品が生み出されます。
フランス、ボルドー地方には【五大シャトー】と呼ばれるワイン醸造元があります。
シャトー・ムートン・ロッチルド、シャトー・オーブリオン、シャトー・ラトゥールシャトー、ラフィット・ロッチルドそしてシャトー・マルゴー。
どれも目玉が飛び出すほどのお値段ばかりのワインですが、そんなフランスの名門ワイナリーの一軒がチリのワイナリーとのコラボレーションを実現し、チリ最高峰とランク付けされるほど高品質のワインを造り出しています。
そして近年、アルゼンチンとチリで新しい試みとして行われているのが「オーガニックワイン」を造ることです。
単に無農薬、除虫・除草剤を使わないということでなく、いかにワイン造り、理想のブドウ栽培に適したテロワールを造っていくこと。
ワインマスターだけでなく無農薬栽培に精通した人、地質学に精通した人などが一同に会して丹精込めて造り上げられたのが「ワイン」なのです。
How to enjoy Winery Tour
アルゼンチン、チリには様々なワイナリーがありますが、ともに性格が全く異なるワインを造っています。
どれが美味くて不味いかは個々人の嗜好と舌が決めることですので、いろんなワイナリーを訪問することで“新発見”と出会うことができます。
各ワイナリーこだわりの製法を聞いた後に試飲すると“フム、なるほど”と合点が行ってしまうのも不思議なものですが、趣向を凝らした貯蔵庫は“ここ博物館?”と見紛うほどの豪勢な建築になっています。
また、ワイナリーによってはロッジを併設しているところもありますので、日程と予算に合わせてワイナリー訪問の旅を作るのも楽しみの一つと言えます。
そして忘れてはいけないワイナリー直販のワイン購入!
残念ながら生産国から一歩出るためには防腐剤や粘着剤が混入してしまいます。
ワイナリーでティスティングした“ピュア”な風味はその場でしか味わうことができません。これだけでも現地まで行って“買出し”する価値があるというもの!
でも、忘れてはいけません・・・。
大量に仕入れたワイン。サンパウロのご自宅のどこに保管するのか!ということを。
Pricing and Plans
ワイン嗜好の方がサンパウロ滞在中に是非とも訪れたいアルゼンチン・ワインの古里
といえばメンドーサ。
内陸に位置しているのでブェノスアイレス経由必至になるとこが不便さが否めない点でしょうか?
メンドーサを訪れるベスト・シーズンと言えば、ブドウ収穫時期が始まる3月頃から
5月がおススメです!
毎年3月にはメンドーサ市内でブドウ収穫祭が催され海外からもビジターが訪れるためリーズナブルな旅を求める方には、期日をずらすことをお勧めします!
1日目
サンパウロから予約便にてブェノスアイレスへ。
到着後、国内線に乗り継いでメンドーサへ。
ターミナルの外におかれているワイン樽。さすがワインの里!
出迎えの車両にて郊外へちょっと出ると、左右にはワイナリーの看板が立ち並ぶのが見えます。
ワイナリーロッジまで約1.5時間で到着です。
2日目
ロッジにて朝食。
付近のワイナリーを訪問し、ティスティングすることもできますが、朝からアンデス山脈と南米最高峰のアコンカグアの冠雪を愛でながらのんびりするのも最高です!(※ワイナリー訪問は要事前予約)
3日目
ロッジにて朝食。
午前はゆっくりと過ごして、フライト時間に合わせてメンドーサへ。
予約便にてブェノスアイレスへ。
※到着時間次第で、夜はタンゴショー鑑賞をつけることもできます。
4日目
ホテルにて朝食。
出発までご自由にお過ごし頂きます。
ホテルから空港へ向かい、予約便にてサンパウロへ。
アルゼンチンと異なり、フライト一本で行ける利便性に富んでいるのがサンチアゴです。
そもそも首都サンチアゴ自体がマイポ渓谷というブドウ栽培に適した土地の中に立つ首都で、市内ホテルから1時間以内でワイナリーに行けるという贅沢は、サンチアゴならではと言えます。
町中を抜けてマイポ川を渡ると周囲の風景は一変し、ブドウ畑の世界になります。
皆さんが良く知ってる“Concha y Toro”もマイポ渓谷の中でも“Medio(中)”に位置しており、同じマイポ渓谷でも“Alta(高), Medio(中), Bajo(低)”と標高差によって区別されています。
いや、さすがワイン処!
1日目
サンパウロから予約便にてサンチアゴへ。(所要約4時間)
※マナウスよりも近いって知ってました?
到着後、出迎えの車両にてサンチアゴ市内のホテルへ。
※到着時間次第ではワイナリーへ直行することも可能ですが、各ワイナリーの訪問時間は要チェック!
夕食はやっぱり海産物料理でしょう?
2日目
ホテルにて朝食。
お目当てのワイナリーへ向かいます。
サンチアゴから日帰り可能なワインヤードは様々ですが、楽しむコツはムリに訪問箇所を詰め込まないことです。
3日目
ホテルにて朝食。
①ゆっくり過ごしてから空港へ向かう。
②午前中にもう一軒回ってから空港へ。
※ご自身、ご家族に合わせて日程を作りましょう。
サンチアゴから空路サンパウロへ。